70歳なのに髪型だけが「なんとなくおばさんぽい」。ショートもボブも試したのに若く見える実感がないなら、欠けているのは流行情報ではなく、70代の髪の変化を前提にした設計図です。一般的なカタログはレングス別にスタイルを並べますが、細くやわらかくなった毛、増えた白髪、トップのボリュームダウンを踏まえずに真似しても、横に広がるだけで立体感が出ません。必要なのは、長さよりもボリュームの置き方と毛流れ、前髪の厚みと位置をコントロールすることです。この記事では、ベリーショートからショートボブ、ボブ、ミディアムレイヤーまで、70代に本当に似合う「若く見えるかっこいい」スタイルを、白髪の隠す・ぼかす・活かすの違い、ひし形シルエットの作り方、パーマのかけ過ぎでヘルメットにならないラインまで踏み込んで解説します。さらに、朝3分で済むセットの現実的なやり方と、「若く見えるようにおまかせ」で失敗しないサロンオーダーの具体的な言い回しまで網羅しました。ここまで分解された設計ロジックを知らずに髪型を選ぶこと自体が、時間とお金のロスです。次章から、自分に合う長さとスタイルを一緒に絞り込んでいきましょう。
- 70歳のおしゃれな髪型がうまくいく人といかない人、その決定的な違いは?
- 70代の髪は20年前とどこが違う?白髪やボリュームから逆算するスタイル設計の秘密
- ベリーショートからミディアムレイヤーまで、70代女性に本当に似合う長さ別スタイル図鑑
- 「おばさんぽくない」70代ショートは何が違う?前髪や襟足、パーマの使い方に注目
- 70代に似合うヘアカラーとグレイヘアのリアル、白髪ぼかしで若々しさと品を手に入れる
- 朝3分で決まる70代ヘアスタイル、セットが楽なショートやボブ、ミディアムの作り方
- こう頼むと失敗する…70代のサロンオーダー例とプロが知りたい伝え方のコツ
- 渋谷発プロが見ている「70歳おしゃれな髪型」設計の裏側と、すぐ真似できるセルフチェック
- 70歳のおしゃれな髪型をもっと楽しむために、サロンの選び方と次の一歩
- この記事を書いた理由
70歳のおしゃれな髪型がうまくいく人といかない人、その決定的な違いは?
「年齢なり」か「年齢以上に素敵」かは、センスより設計力で差がつきます。長さや流行より、ボリューム・毛流れ・前髪の3点セットをどこまで自分仕様にできているかが勝負どころです。
70代女性の8割が感じている髪の悩みと、おしゃれを諦めない人の共通点とは
調査データを見ると、40〜80代女性の8割以上が髪に悩みを持ち、70代以降は「ボリューム低下」「白髪」「ハリコシ不足」がトップです。現場で毎日カウンセリングしている私の視点で言いますと、ここでおしゃれを諦める人と、むしろ楽しみ始める人には、次の違いがあります。
おしゃれ迷子と、おしゃれを更新し続ける人の違い
| タイプ | よくある考え方 | 結果のスタイル |
|---|---|---|
| うまくいかない人 | ずっと同じ髪型が安心 | 当時は似合っていたショートボブが、今はぺたんこで四角いシルエットに |
| うまくいく人 | 「今の髪質で何ができるか」を相談 | 白髪やくせ毛を活かしたショートやボブで、輪郭がすっきり見える |
おしゃれを諦めない人は、「若い頃に戻す」のではなく、今の素材をどう生かすかに頭を切り替えています。
老け見えの原因は長さよりも、ボリュームや毛流れ、前髪の設計次第で変わる
よく「ロングだから老けて見える」「ショートなら若く見える」と言われますが、実際の現場ではそう単純ではありません。決定打になっているのは次の3つです。
-
ボリュームの位置
・トップと後頭部がつぶれて、サイドだけ広がると四角く見えます
・耳上〜後頭部の一番高い位置に丸みを作ると、横顔が一気に若々しくなります -
毛流れの方向
・全部後ろに流すと、のっぺりした「ヘルメット感」が出がちです
・前・横・後ろに少しずつ散らすように流すと、立体感が生まれます -
前髪の量と長さ
・不安から前髪を厚く短くすると、額の光が消えて目が小さく見えます
・薄めの前髪や斜め前髪にして、少し肌を見せると抜け感が出ます
老け見えチェックリスト
-
分け目がいつも同じ場所で、地肌が一直線に見えている
-
耳の横だけボリュームが出て、後頭部はペタッとしている
-
前髪を下ろすとメガネとぶつかり、目元が暗く見える
この3つに当てはまる数が多いほど、長さに関係なく老け見えしやすい状態です。
若く見えるかっこいい70代のヘアスタイルを実現する「さっぱり感・立体感・抜け感」の3つのヒント
70代で一番かっこよく見えるのは、「若作り」ではなく清潔感と余裕のある大人らしさです。その鍵になるのが、次の3キーワードです。
-
さっぱり感(いらない毛を残さない)
・襟足や耳まわりにたまった古いレイヤーをカット
・首筋が少し見えるだけで、後ろ姿がぐっと軽く見えます -
立体感(ひし形シルエット)
・トップと後頭部に丸み、あごまわりは少しだけ絞る形
・ベリーショートでもボブでも、このバランスを守ると顔が引き締まって見えます -
抜け感(肌と隙間を見せる)
・前髪は「全部下ろす」より「少しすき間を作る」
・パーマやレイヤーで髪の束の間から肌がのぞくようにすると、軽さと女性らしさが両立します
特に、ショートやショートボブで失敗しやすいのは「ボリュームを出そうとしてパーマをかけ過ぎ、さっぱり感と抜け感を全部失う」パターンです。ロッドを細くしすぎず、根元からふわっと持ち上げる程度にとどめると、ふんわりしているのに頭は小さく見える理想のバランスに近づきます。
この3つを意識してスタイル写真を選び、美容師に「さっぱり・立体・抜け感を重視したい」と伝えるところから、70代のおしゃれな髪型づくりがスタートします。
70代の髪は20年前とどこが違う?白髪やボリュームから逆算するスタイル設計の秘密
「昔の写真の髪型を真似したのに、なんだかしっくりこない」
そう感じた瞬間から、若い頃の延長ではなく、70代専用のHair設計に切り替えるタイミングです。
私の視点で言いますと、ここを理解している方は、年齢を重ねるほどおしゃれ度が上がっていきます。
70代で起こる髪の変化「細く・やわらかく・白くなる」を自分の魅力へ変える方法
70代の髪で起きていることは、大きく3つです。
-
太さが細くなる
-
ハリが減り、やわらかくなる
-
メラニンが減り、白髪やGrayが増える
この変化を「老化」とだけ捉えると、暗く重いカラーと強いパーマで必死にカバーしがちです。
おすすめは逆発想で、変化を前提にスタイルを組み立てることです。
-
細くなった髪 → 軽いカットでトップにボリュームを集める
-
やわらかさ → レイヤーやShortスタイルで丸みと立体感を強調
-
白くなった色 → あえてライトなベージュやグレイカラーで肌映えをアップ
特にJapanese Womenの髪質は直毛寄りでトップがつぶれやすいので、70代は「毛先に重さ、根元に空気」を作るカットデザインが鍵になります。
白髪を隠す・ぼかす・活かす、それぞれのメリットと意外な落とし穴
白髪との付き合い方は、大きく3パターンに分かれます。
| 白髪戦略 | メリット | 落とし穴 |
|---|---|---|
| 隠す(しっかり白髪染め) | 黒髪に近く落ち着いた印象 | トップが重く、老け見えしやすい |
| ぼかす(ハイライト・白髪ぼかしカラー) | 伸びても境目が目立ちにくい | 間違った明るさだと髪が傷み、パサつきが強調 |
| 活かす(グレイヘア) | 髪と頭皮への負担が少ない | カット設計が甘いと「ただ伸ばしただけ」に見える |
意外な落とし穴は、「安心感で暗く染めすぎること」です。
暗いカラーは一瞬落ち着きますが、肌とのコントラストが強くなり、ほうれい線や影が目立ちやすくなります。
逆に、白髪ぼかしやグレイヘアは、カットとセット力がないと“生活感のあるボサボサ”に直結します。
パーマやショートボブの丸みを味方につけて、光を散らすシルエットを作ることが前提です。
つむじ割れや分け目ぺたんこ、サイドのボリューム不足も解決!ひし形シルエットの考え方
70代の髪悩みで圧倒的に多いのが、つむじ割れとトップのぺたんこ、サイドのボリューム不足です。
ここをカバーする最強の形が、ひし形シルエットです。
-
トップ: やや高めにボリュームを出す
-
サイド: こめかみ〜耳横に丸みを出す
-
襟足: スッキリ締めて、首を長く見せる
この3点をつなげると、真正面から見たときに「ひし形」ができます。
Shortやベリーショート、ショートヘア、ショートボブ、Bob、ミディアムまで、どのHairstylesでも設計の軸は同じです。
実際のサロンワークでは、次のような調整を行います。
-
前髪: 重さより透け感と長さで若々しい印象を作る
-
サイド: メガネをかける方は、フレームの上に少しHairがかぶる程度に調整
-
トップ: 根元を立ち上げるカットと、弱めのパーマで立体シルエットをキープ
朝のセットは、ドライヤーで分け目をまたぐように左右に振りながら乾かすだけでも、つむじ割れはかなり目立たなくなります。
最後に、ライトなワックスやフォームをトップ中心に揉み込めば、立体感とメリハリのある大人スタイルが完成します。
70代のHairは、「若い頃に戻す」ではなく「今の素材で一番格好いいシルエットを作る」時代です。
白髪とボリュームの変化を理解して逆算すれば、鏡を見るのが楽しみになるスタイルに必ずたどり着けます。
ベリーショートからミディアムレイヤーまで、70代女性に本当に似合う長さ別スタイル図鑑
「何センチ切るか」ではなく、「どんな毎日を送りたいか」で長さを選ぶと、一気に垢抜けます。サロン現場でヘアスタイルを設計してきた私の視点で言いますと、70代のヘアカットはもはや単なるHaircutではなく、QOLを底上げするライフデザインそのものです。
まずは長さ別のざっくり比較からどうぞ。
| 長さ | 向いている髪質・悩み | 印象キーワード | セット時間目安 |
|---|---|---|---|
| ベリーショート | 細毛・ボリューム不足・くせ有り | かっこいい・アクティブ | 3分前後 |
| ショート | 多くの70代女性に万能 | 若々しい・上品 | 5分前後 |
| ショートボブ〜ボブ | 白髪を活かしたい・頭の形がきれい | 柔らかい・女性らしい | 5〜7分 |
| ミディアム〜ロング | 髪量が多め・パーマと相性良し | エレガント・落ち着き | 7分以上 |
若返りも叶うシニアの定番、かっこいい大人ショートやベリーショートの条件とは?
かっこいい大人ショートやベリーショートが決まるかどうかは、トップのボリュームとシルエット設計でほぼ決まります。
若見えする条件はこの3つです。
-
後頭部の丸みをしっかり作り、横から見てひし形シルエットにする
-
前髪は「隠す」より「少し肌を見せて」抜け感を出す
-
襟足は首に沿わせてタイトにし、首筋を長く見せる
ベリーショートは、耳まわりを軽くしつつトップにだけパーマを足すと、ヘルメットにならずに立体感だけをプラスできます。Pixie風ショートで「サイドは締めて、上だけふんわり」が合言葉です。
60代70代に似合うショートボブやボブカットは、前下がりや前髪あり/なしの選び方で印象が激変
ボブは「どこまでがボブか」で迷いやすいですが、あご〜肩上までを目安にすると失敗が減ります。特に人気なのが前下がりBob。首まわりはすっきり、顔まわりは長さを残せるので、たるみやフェイスラインをやさしくカバーできます。
印象を決めるポイントはここです。
-
前髪あり: 目力アップ・可愛げが欲しい方向け
-
前髪なし: 眼鏡との相性も良く、知的で大人っぽい印象
-
前下がり: 首細見え、横顔がきれいに見える
-
平行ボブ: 柔らかくてナチュラル、グレイヘアとも好相性
白髪が多い方は、ハイライトを使った白髪カバーを組み合わせると、動きと明るさが出て一気におしゃれ度が上がります。
70代でも魅力的に見えるミディアムやミディアムレイヤー、ロングでも“おばさんぽく見えない”ポイント
ミディアムレイヤーやセミロングは、「ただ伸ばしているだけ」に見せないのが勝負どころです。おばさんぽく見えないための鉄則はレイヤーと質感調整。
-
肩につく長さなら、表面にレイヤーを入れて外ハネパーマを軽くオン
-
毛先を少し軽くして、スタイリング剤で束感を出す
-
前髪は薄めに作り、額の肌を少し見せて重さを抜く
ロングをキープしたい方は、グレイやWhiteの混ざり具合に合わせてベージュ系カラーを重ねると、Japanese女性特有の硬さが和らぎます。ロングこそ「ツヤと動き」を意識すると、若々しい印象に振れます。
男性のかっこいい70代ヘアスタイルは、刈り上げの高さとグレーカラーの見せ方が決め手
メンズのシニアヘアは、刈り上げの高さとGrayの活かし方で一気に洗練されます。
-
刈り上げは耳上〜少し高めにし、トップは短すぎないShortに
-
グレイは全体を暗く染めきらず、あえてSalt&Pepper風に残す
-
おでこを適度に出して、前髪で隠さない設計にする
白髪を真っ黒に染めてしまうと、地肌とのコントラストが強くなり、かえって老けて見えることが多いです。グレイを生かしたナチュラルなカラーと程よいツーブロックで、「年齢を重ねたかっこよさ」が自然とにじむスタイルを狙っていきましょう。
年齢を重ねても、「そのショートHairどこで切ってるの?」と聞かれる人は、前髪と襟足とパーマの使い方が静かに上手です。ここを外さないだけで、一気に“おばさんぽくない大人スタイル”になります。
「おばさんぽくない」70代ショートは何が違う?前髪や襟足、パーマの使い方に注目
私の視点で言いますと、70代Womenのショートヘアは「若さ」より設計の緻密さが勝負どころです。特にショートやベリーショート、ショートボブでは、数ミリの差がシルエットと印象をガラッと変えます。
前髪をあり・なし、薄め・厚めにする…70代女性の顔型別“正解バランス”徹底解説
前髪は年齢サインを一番拾いやすいパーツです。顔型と白髪の出方で選ぶと失敗しにくくなります。
| 顔型・悩み | 前髪のおすすめ | ポイント |
|---|---|---|
| 面長 | あり・薄め〜中間 | 目の上ギリギリでカットし、横に流して縦長をカバー |
| 丸顔 | なしor長めシースルー | サイドに長さを残し、トップにボリュームで縦ラインを作る |
| 四角・エラ張り | あり・柔らかくラウンド | カットラインを丸くして角をぼかす |
| まぶたのたるみ | あり・薄く軽く | 厚く重い前髪はNG。光が目に入るよう隙間を作る |
厚め前髪は安心感がある反面、70代では目が小さく、まぶたが重く見えやすく、自律神経の乱れで汗をかきやすい季節はベタつきの原因にもなります。基本は「薄めで動きがある前髪」を基準に、白髪やGrayの割合でカラーやハイライトを足していくと、立体的なHairstylesになります。
襟足を残すと古く見える?すっきり見せるベリーショートやショートの微妙な違いとは
同じShortでも、後ろ姿の印象を決めるのは襟足です。シニア世代で多いのが「なんとなく不安で襟足を残しすぎる」パターンです。
-
首が短く見える
-
ジャケットやブラウスの襟にHairがたまり、もたつく
-
後ろから見て丸いだけのシルエットになりがち
おしゃれに見えるのは、首のくびれが少し見える長さでキュッと締めた襟足です。ベリーショートなら耳たぶの下〜首の付け根の間でタイトにし、トップと後頭部にボリュームを集めて「ひし形シルエット」を作ります。ショートボブなら、襟足は締めつつサイドを少し長めに残して、横から見たときに顎ラインへなだらかに繋がるカットが大人っぽく決まります。
サロンで迷ったら、「後ろ姿が軽く見えるように、襟足は服にかからない長さで」と伝えるとプロもイメージを合わせやすくなります。
70代ヘアスタイルのパーマあり・なしも、やり過ぎて“ヘルメット”にならない見極めテク
ボリュームダウンが気になる年代ほど、パーマで失敗しやすくなります。特にShortで強くかけすぎると、トップからサイドまで同じカールになり、ヘルメットのような丸いかたまりに見えてしまいます。
パーマの設計で大切なのは、次の3点です。
-
トップはふんわり、サイドは控えめに
-
前髪は「うっすら曲がる程度」にとどめる
-
襟足はかけない、もしくはごく弱くして首に沿わせる
ボリュームがほしいのはトップと後頭部だけなのに、全体に同じ強さのパーマをかけてしまうと、横にも膨らみすぎて顔が大きく見えます。ミディアムより短いスタイルでは、「パーマ7割・ブローとスタイリング3割で仕上げる」イメージがちょうどいいバランスです。
パーマなしを選ぶ場合は、カットで段差をしっかり入れておくことが必須です。レイヤーのないショートヘアは、伸びてきたときにトップが寝て毛先だけ跳ねる原因になります。サロンでは「毎朝3〜5分でセットできるように、トップにだけ動きが出るカットにしてほしい」とオーダーすると、カットとパーマ、どちらが向いているかプロ目線で提案を受けやすくなります。
前髪・襟足・パーマ、この3点を整えるだけで、同じ70代でも「きちんと今を生きている人」のショートスタイルに変わります。顔立ちや白髪の出方に合わせた微調整を楽しみながら、自分だけのかっこいいShortを育てていきましょう。
70代に似合うヘアカラーとグレイヘアのリアル、白髪ぼかしで若々しさと品を手に入れる
70代の髪色は「隠す」より「設計する」時代です。色選びひとつで、顔色も表情も5歳は変わります。
70代に似合うヘアカラーは明るさや色味選びがカギ(ブラウン・ベージュ・グレー解説)
70代の髪と肌はコントラストが強すぎると老け、弱すぎるとぼんやりします。ポイントは明るさレベルとくすみ具合のバランスです。
| 色味 | 似合いやすい人の特徴 | 若見えポイント |
|---|---|---|
| ソフトブラウン | 白髪4〜6割、黄みが出やすい肌 | 少し赤みを足して血色感をプラス |
| ベージュ系 | 色白〜普通肌、髪が細くボリューム不足 | 1〜2トーン明るくしふんわり見せる |
| グレー系 | 白髪7割以上、メガネをかける方 | 青みを抑え、柔らかいグレージュ寄りに |
「暗い白髪染め」は安心感はあっても、地肌とのコントラストが強くなり、分け目の薄さを強調しがちです。少しだけ明るく、少しだけ濁した色が、大人の肌には一番なじみます。
白髪染め卒業?グレイヘアや白髪ぼかしに挑戦する前に知っておきたい3つのリアル
サロン現場では、グレイヘアを迷いなく楽しむ方と、途中で挫折する方がはっきり分かれます。私の視点で言いますと、事前にこの3つを知っておくと失敗しにくくなります。
- 移行期間は「半年〜1年」かかる覚悟が必要
伸びてくる途中はどうしてもムラが出ます。ハイライトや白髪ぼかしカラーで「グラデーション期間」を作ると、ストレスが大幅に減ります。 - メイクと眉色のアップデートが必須
髪が明るく・淡くなると、今までのアイブロウや口紅だと顔がぼやけます。眉はワントーン明るいグレー〜ブラウンに、チークとリップを少しだけ足すと一気に垢抜けます。 - 「放置」ではなく「整え続ける」が前提
グレイヘアは何もしないと生活感が出やすくなります。カットでシルエットを締める、透明感を出すトリートメントを続けるなど、ヘアケアと形のメンテナンスはむしろ重要です。
白髪ぼかしは、白髪を消すのではなくカバーして味方につけるメニューです。ハイライトを細かく入れて、白と黒の境目を曖昧にすると、伸びてもプリンにならず、毎回の白髪染めより負担も軽くなります。
ヘアカラーとパーマをどちらも楽しみたい!傷ませずボリュームアップするプロの順番
70代の髪は、細く・やわらかく・乾きやすい状態が多いため、カラーとパーマの順番を間違えると一気にダメージが進みます。現場で安全度が高いのは、次の考え方です。
- 基本の順番
- まずは根元中心のリタッチカラーで地色を整える
- 数週間あけてから、毛先メインで弱い薬剤のパーマをかける
- 仕上げにトリートメントで水分とハリを補う
-
同日施術が必要な場合のチェックポイント
-
全体ブリーチや過度な明るさは避ける
-
パーマは「大きめロッド×ゆるめ設定」で、トップのボリュームと毛流れだけを作る
-
毎回ではなく、パーマは2〜3回に1回に抑える
「ボリュームが欲しいから強めのパーマをしっかり」は、70代ではヘルメットヘアの典型パターンです。カラーで明るさと透明感を、パーマで根元の立ち上がりと丸みをと役割分担すると、髪を守りながら若々しく仕上がります。
朝3分で決まる70代ヘアスタイル、セットが楽なショートやボブ、ミディアムの作り方
シニア世代のセット時間はどこまで短縮できる?おしゃれ見えの最低ライン公開
70代の方のカウンセリングでよく出るのが「朝は3分が限界」という声です。ここで大事なのは、時間ではなくどこにその3分を使うかです。長さ別に、現場で見てきたリアルな目安をまとめます。
| レングス | 朝の目安時間 | おしゃれ見えの優先ポイント |
|---|---|---|
| ベリーショート/ショート | 2〜3分 | トップのボリュームと前髪の方向だけ整える |
| ショートボブ/ボブ | 3〜5分 | ひし形シルエットと毛先の内巻き |
| ミディアム | 5分前後 | 顔まわりと表面の動き、首まわりのボリューム調整 |
ポイントは、全体を完璧にしようとしないことです。特にシニア世代は、後ろの見えない部分に時間をかけ過ぎて疲れてしまいがちです。優先すべきは、鏡で見える「前からの印象」だけ。トップと顔まわりを押さえれば、横顔も後ろ姿も十分きれいに整います。私の視点で言いますと、3分で決める日は「完璧」ではなく「今日も私らしい」にゴールを変える方が、結果的に若々しい雰囲気を保ちやすいです。
ドライヤーとブラシだけでボリュームアップ!ひし形ブローの簡単テクニック
若く見えるシニアヘアのキーワードは、やはりひし形シルエットです。難しそうに聞こえますが、ドライヤーとブラシだけで十分作れます。
ひし形ブローの基本ステップ
- 髪を8割ほどタオルドライし、分け目を少しずらしておきます(つむじ割れ防止)
- トップの髪を前に倒しながら、根元にドライヤーの風を当てて立ち上げます
- 耳上の髪をブラシに乗せ、少し持ち上げてから内側にクルンと入れるように乾かします
- 耳下〜襟足は、首に沿わせて軽くおさえるだけでOK
ベリーショートやショートなら、ブラシが面倒な方は手ぐしブローで大丈夫です。根元をつまんで立ち上げ、毛先は首に沿わせるだけで、トップふんわり下スッキリのメリハリが出ます。ボブやミディアムは、Faceライン(顔まわり)だけロールブラシで内巻きにすると、えがおが柔らかく見え、Glassesをかける方もフレームとなじみやすいシルエットになります。
雨の日や梅雨もぺたんこにならない、パーマ&スタイリング剤の最強組み合わせ
梅雨どきや汗をかきやすい季節は、「朝ふんわりしたのに、駅に着いたらぺたんこ」というお悩みが一気に増えます。ここで効いてくるのが、弱めパーマ×軽めワックス/フォームの組み合わせです。
| 髪質/長さ | 相性の良いパーマ | スタイリング剤の組み合わせ |
|---|---|---|
| 細く柔らかいショート | 根元中心のボリュームパーマ | 水分少なめフォーム+少量ワックス |
| ボブ/ショートボブ | 大きめロッドのゆるパーマ | ミルクタイプ+スプレー |
| ミディアム | 中間〜毛先のレイヤーパーマ | オイル少量+フォームで動きキープ |
現場でよくある失敗は、「ボリュームが欲しいから」と強めのパーマを全体にかけてしまい、数週間後にヘルメットのような丸いだけのスタイルになるパターンです。70代のHairは細くなっている方が多いので、ロッドを大きくしてカールをゆるく、かわりにスタイリング剤で持たせる発想に切り替えた方が、毎朝のセットはぐっと楽になります。
スタイリング剤を選ぶときの目安は、次の3点です。
-
ツヤは欲しいがテカテカはNGなので、ライトなツヤ感のミルクやワックス
-
ハードスプレーは「仕上げに1〜2プッシュだけ」前髪とトップに
-
白髪が多い方は、パール感のあるものよりマット寄りを選ぶと上品なGrayに見える
パーマとスタイリング剤を味方につけると、「雨の日だから髪が決まらない」というストレスが減り、外出の回数も自然と増えていきます。毎朝3分の積み重ねが、そのまま日々の行動力と自信につながるイメージでヘアスタイルを設計してみてください。
こう頼むと失敗する…70代のサロンオーダー例とプロが知りたい伝え方のコツ
「若く見えるようにおまかせ」で失敗する理由とその回避法
サロンで1番トラブルが多いのが「若く見えるようにおまかせします」です。
この一言だと、美容師側は次の3つを勝手に決めるしかありません。
-
どのくらいの短さまでOKか
-
毎朝どこまでセットに時間をかけられるか
-
白髪やボリュームをどこまでカバーしたいか
若手スタイリストほど、ショートヘアやミディアムのトレンドHaircutをそのまま当てはめがちで、70代の細い髪では再現できないレイヤーやパーマを入れてしまいます。結果、家では再現不能で「サロン帰りだけ素敵」なスタイルになります。
避けるコツは、「若く見える」だけでなく条件を3つセットにして伝えることです。
-
長さの限度:あごより上はOKか、耳が出てもよいか
-
セット時間:朝は3分以内か、ブローやアイロンを使えるか
-
白髪・ボリューム:しっかり隠したいか、グレイを活かしたいか
私の視点で言いますと、この3点が分かれば、トップのボリュームバランスやシルエット設計が一気にクリアになります。
「ショートにしたい」「ボブカットがいい」をプロ目線で伝える設計図トーク
「ショートに」「ボブに」とだけ伝えると、人によってイメージが全く違います。プロに通じるオーダーは、長さ×形×質感までセットで話すことです。
次の表を参考に、言葉を足してみてください。
| NGなオーダー例 | 伝わるオーダー例 |
|---|---|
| ショートにしてください | 首が見えるくらいのショートで、丸みよりもすっきりしたシルエットにしたいです |
| ボブカットがいいです | 肩につかない長さの前下がりボブで、トップに少しボリュームがほしいです |
| 若く見える感じで | 白髪は少し残してもいいので、トップに立体感が出るようにしてほしいです |
ポイントは次の3つです。
-
基準の長さを体のパーツで伝える(耳・あご・肩など)
-
横から見たときのシルエットを指定する(丸み・ひし形・すっきり)
-
トップ・前髪・襟足のどこにボリュームが欲しいかを言う
ベリーショートやショートボブに挑戦したいときは、「耳は出してOK」「えり足は首に沿わせてすっきり」など一言足すだけで、老け見えショートと差がつきます。
LINEや写真でヘア相談、スタイル画像の正しい見せ方とNG例とは?
最近はLINEで写真を送りながらサロンと相談する方も増えていますが、見せ方を間違えると仕上がりが遠ざかります。
まず避けたいのは、この2パターンです。
-
加工アプリで顔が小さくなりすぎている画像だけ送る
-
外国人モデルのHairスタイル写真1枚だけを見せる
どちらも、骨格や毛量、白髪の量が現実と違いすぎて、再現が難しいです。
おすすめの見せ方は、**「なりたいイメージ」と「現状」が両方分かる材料をセットで送ること」です。
| 用意すると良いもの | 理由 |
|---|---|
| なりたいスタイル写真2〜3枚 | 共通点(前髪あり・ひし形シルエット・グレイを活かすなど)をプロが抽出しやすい |
| 自分の正面・横・後ろの写真 | つむじ割れやボリュームの出方、首の長さを把握しやすい |
| 今困っている点のメモ | 「分け目がぺたんこ」「白髪がまわりだけ浮く」など、カットやパーマの設計に直結 |
サロンで画像を見せるときも同じで、「この写真の前髪の感じ」「この写真のトップの立体感」など、どこが好きかを指で示して伝えると、プロはHairスタイルを分解して設計できます。
70代のヘアは、カタログをコピーするのではなく、骨格と髪質に合わせてアレンジすることが必須です。写真は「そっくりにしてもらう材料」ではなく、「方向性を共有する地図」として使っていただくと、サロンとの会話が一気にラクになります。
渋谷発プロが見ている「70歳おしゃれな髪型」設計の裏側と、すぐ真似できるセルフチェック
骨格や髪質、白髪の割合をどう組み合わせて“似合わせ”を作るのか、その秘密
70代のスタイルづくりは、流行のHaircatalogではなく「設計図づくり」です。私の視点で言いますと、まずチェックするのは次の3軸です。
-
骨格:丸顔・面長・ベース・逆三角
-
髪質:細い・太い/直毛・くせ毛/ボリュームの出やすさ
-
白髪:生え際だけ多い・全体にミックス・まだ少なめ
これを組み合わせると、「どこにShortで締めて、どこにボリュームと丸みを残すか」が見えてきます。
下の表の縦と横をなぞるだけで、ご自身のおおまかな方向性が分かります。
| 骨格タイプ | 髪質&白髪の特徴 | 似合わせのポイント | 推奨シルエット |
|---|---|---|---|
| 丸顔 | 細毛・白髪多め | トップ高め、サイドすっきり | ひし形ショート |
| 面長 | 直毛・白髪少なめ | 前髪で縦長を分断 | ショートボブ |
| ベース | くせ毛・ミックス | 耳まわりに丸み | ミディアムパーマ |
| 逆三角 | 細毛・前だけ白髪 | あご下に重心 | 前下がりボブ |
大事なのは「白髪をどこに見せるか」です。トップにGrayが多い方は、あえてライトなカラーでぼかすと立体感が出ますし、サイドにWhiteが集中する方は、耳まわりを締めてメリハリをつけると引き締まって見えます。
70代ショートやミディアムパーマで実感した「やっていいこと/やってはいけないこと」とは?
現場で何百人とシニア世代のHaircutをしてきて、「これは成功パターン」「これは危険信号」と感じるラインがあります。
やっていいこと
-
ショートヘアはトップだけにパーマでボリュームを足し、サイドは抑えめ
-
ベリーショートは襟足をタイトにして、前髪と前上がりのラインで女性らしさをキープ
-
ミディアムパーマは、耳下だけ緩くかけて、根元はあえてノンパーマ
やってはいけないこと
-
全体同じ強さのパーマで、ヘルメットのような丸いだけのシルエット
-
安心して厚め前髪にし過ぎて、目の表情とGlassesを隠してしまうカット
-
若い世代向けレイヤーをそのまま入れ、毎朝ハネとの戦いになるミディアムレイヤー
特に多いトラブルが「ボリュームを出そうとしてパーマをかけ過ぎる」ケースです。トップのボリュームは1〜2cmの差で印象が変わりますが、サイドまで同じテンションで巻くと、一気に古いスタイルに見えてしまいます。
Tabicolleが大切にする、“QOLを上げるヘアスタイル”と今日からできるセルフチェック
シニアのヘアデザインは、見た目の若さだけでなく、生活のしやすさが同じくらい重要です。毎朝3分でセットが終わるか、汗をかいても前髪がペタッとしにくいか、サロン周期をどこまで空けられるか。こうした条件を満たすスタイルは、日常のえがおの時間を確実に増やします。
QOLを上げるスタイルかどうかは、次のセルフチェックで見えてきます。
今日からできるセルフチェック5つ
- 鏡を横から見て、トップと後頭部がなだらかな「ひし形シルエット」になっているか
- 前髪を指1本分めくったとき、目の上に少し肌が見えて軽さがあるか
- メガネをかけた状態で、フレームと前髪・サイドのHairがぶつかっていないか
- 手ぐしとドライヤーだけで、3分以内にいつもの形に戻せるか
- サロンに行かなくても自分で分け目を1cmずらし、つむじ割れを目立たなくできるか
3つ以上「いいえ」なら、スタイルが今の生活に合っていないサインです。サロンに行く前に、このチェック結果をメモして見せるだけで、美容師側の設計精度は一気に上がります。
70代のヘアスタイルは、「若作り」ではなく「今の自分を一番素敵に見せる実用的なデザイン」にシフトするタイミングです。骨格・髪質・白髪のバランスを理解して選んだスタイルは、毎日の支度時間を短くしながら、鏡を見るたびに少しうれしくなるはずです。
70歳のおしゃれな髪型をもっと楽しむために、サロンの選び方と次の一歩
「どんな髪型にするか」と同じくらい大事なのが、「誰と一緒に決めるか」です。サロン選びを変えるだけで、毎朝の3分がぐっと楽になり、鏡を見るのが楽しみになります。
60代から70代、その先のライフステージで変わるヘアスタイルの選び方
60代と70代では、髪の体力も生活リズムも変わります。大切なのは年齢ではなく、ライフステージと通いやすさです。
| 年代・ステージ | 似合いやすいスタイル軸 | 意識したいポイント |
|---|---|---|
| 前半60代 | ミディアムレイヤー、ショートボブ | お仕事シーンと休日の両立、カラーの明るさ調整 |
| 後半60代 | ショートボブ、ショート | 白髪の出方に合わせた白髪ぼかし、パーマは弱めに |
| 前半70代 | ベリーショート、ショート | サロン周期6~8週でキープできる設計、セット3~5分 |
| 後半70代~ | コンパクトショート | 体力に合わせた来店頻度、伸びても形が崩れにくいカット |
ポイントは、「どれくらいの頻度で通えるか」「自分でどこまでセットできるか」から逆算して長さを決めることです。
あなたにぴったりの美容師やサロンを見つけるためのチェックリスト(年代感・カウンセリング力・提案力)
私の視点で言いますと、70代のお客さまが一番失敗するのは、「有名」「近い」だけでサロンを選んでしまう時です。選ぶべきは、年代感が合う美容師と、設計してくれるサロンです。
サロン・美容師チェックリスト
-
自分と同世代、もしくは親世代のお客さま写真がきちんと掲載されている
-
カウンセリングで「髪の悩み」「朝のセット時間」「通える頻度」を具体的に聞いてくれる
-
「若く見える」と同時に「無理をしない範囲」を提案してくれる
-
白髪ぼかしやグレイカラー、パーマメニューの説明が分かりやすい
-
「こうすると扱いやすくなります」と、家でのセット方法まで教えてくれる
カウンセリングで、こちらの言葉をうのみにせず、骨格や白髪の出方を触って確認してくれるかも重要なポイントです。
渋谷エリアで設計力のあるサロンに通うという新提案と、地方でも使える厳選ポイント
都心、とくに渋谷周辺は、大人世代のショートやショートボブを得意とするサロンが多くあります。写真映えだけではなく、ひし形シルエットやボリュームの置き方まで設計してくれる店を選ぶと、70代の髪でもぐっと扱いやすくなります。
| チェック軸 | 渋谷など都市部サロンの見極め | 地方サロンでの応用ポイント |
|---|---|---|
| 実例 | 60代70代のお客さま実例をSNSやサイトで確認 | 年配客のショート・ベリーショートの写真があるか |
| 設計力 | 「骨格」「髪質」「白髪の割合」で説明してくれるか | 「ペタッとする」「はねる」原因を言語化してくれるか |
| メニュー | 白髪ぼかし、グレイカラー、弱めパーマなどが揃っている | 同様のメニュー名があるか、相談に応じてくれるか |
地方にお住まいでも、気になるスタイル写真を2~3枚用意し、「朝は3分しかセットできません」「通えるのは2か月に1回です」と必ず伝えることで、設計力のある美容師を見つけやすくなります。年齢を重ねるほど、サロンは「髪の主治医」を選ぶ感覚で探してみてください。
この記事を書いた理由
著者 – 伊藤 晃
LIBER shibuyaをつくって一番驚いたのは、70代のお客様が「若く見られたい」というより「おばさんぽく見られたくない」と口を揃えておっしゃることでした。ベリーショートからボブ、ミディアムまでいろいろ試してきたのに、「写真どおりになっても、なぜか自分にはしっくりこない」という声があまりに多い。そこで、カタログの真似ではなく、髪が細く・柔らかく・白く変化した前提から設計し直す必要性を痛感しました。実際、同じショートでも、前髪の厚みや位置、つむじ周りのボリュームの置き方を数センチ単位で変えるだけで、表情の明るさや横顔の印象は大きく変わります。Tabicolleでは、旅行先や外出先でも自分のヘアに自信を持って過ごしてほしいという思いから、現場で蓄積してきた70代の髪の変化への向き合い方を、できる限り具体的な形でまとめました。年齢ではなく「今の自分」に合うスタイルを選べるようになることが、生活の質そのものを底上げすると信じて、この設計図を書いています。

